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ダンジョン・サーベイヤー 遺跡の街の“人間嫌い”

『黒鋼の魔紋修復士』の嬉野秋彦最新作!広大な迷宮都市を舞台に贈る、ダンジョンクロールファンタジー開幕!

嬉野秋彦 イラスト:irua 2月29日発売!定価(本体610円+税)

Story

太古の魔導文明が眠る遺跡の街【キーンホルツ】。そこへ向かっていたニコルは、山賊に襲われていたところを赤毛の少年に救われる。しかもその少年クローはトップクラスと名高い調査隊"人間嫌い【ミザントロープ】"を率いる凄腕の"調査鑑定士【サーベイヤー】"で、ニコルは埋文局の命により、彼のチームにその身を預けることに! 個性的な三人の少女に続く仲間を求めていたクローは、ニコルの力を試すべく"キーンホルツの闇"へ挑む——!広大な迷宮都市を舞台に贈るダンジョンクロールファンタジー!

Character

クロー
ラム
シェーラ
ネフェティ
ニコル

Keyword

・公認調査鑑定士【サーベイヤー】 国内に多数存在する遺跡の調査を職務とする専門職で、いわばベルーガ王国政府公認の冒険者。ひと口に遺跡の調査といっても、その内容は多岐にわたる。基本的には遺跡内をくまなく踏破し、詳細な地図を作成するためのデータを収集するのと並行して、古代魔導文明が残したアイテムや叡智の発見、鉱脈の探索などもおこなう。彼らはみな埋蔵文化財保護局と契約している個人事業主であり、発見に応じた報奨金が支払われるシステムになっている。
・埋蔵文化財保護局 国内各地に存在する遺跡の全体像の解明と、そこに今なお眠る古代の叡智を回収するための優秀な調査鑑定士を育成し、彼らを管理、派遣するためにベルーガ王国が設立した機関。略して埋文局。本局はベルーガの王都ゴルトハウゼンに置かれているが、登録サーベイヤーの数が多く、総合的にもっとも重要度が高いのは、遺跡の街として知られるキーンホルツに置かれた支局である。
・キーンホルツの闇 終戦直後、キーンホルツの森に無数の遺跡が眠っていることを突き止めたベルーガ王国政府は、その調査のための恒久的な拠点を必要としていた。そこで政府が移住を奨励して短期間で作り上げたのが、キーンホルツの街である。周辺には、王国のほかの土地では考えられないほどの数の遺跡が存在しており、調査が開始されて以来三〇〇年がたつ現在でも、その全容はまだ掴めていない。あまりに深く広大なその遺跡群——地下迷宮とも呼べる複雑な構造物群を称して、サーベイヤーたちは、“キーンホルツの闇”と呼んでいる。
・人間 ベルーガ王国をはじめとした大陸各国では、たがいに意志疎通が可能な高い知能を持つ種族を、絶対数の多寡によらず、おおむねすべて人間と分類している。その分類にしたがえば、大陸でもっとも数が多い人間はヒューマンであり、ドワーフがそれに次ぐ。また、ウルフリングやフォックスリング、レプタリアンといった、一般に獣人としてまとめられることの多い種族もまた、ヒューマンたちと同等の権利を有しているが、最大多数派であるヒューマンが、各国の政治の実権を握っているというのが現状である。

Information

『黒鋼の魔紋修復士』の嬉野秋彦最新作!広大な迷宮都市を舞台に贈る、ダンジョンクロールファンタジー開幕!

ファミ通文庫

ダンジョン・サーベイヤー 遺跡の街の“人間嫌い”

著:嬉野秋彦 イラスト:irua
定価(本体610円+税) ISBN978-4-04-730975-3
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