第18回MF文庫Jライトノベル優秀賞

死亡遊戯で飯を食う。

プレイヤーネーム・幽鬼。17歳。

自分で言うのもなんだけど、

殺人ゲームのプロフェッショナル。

鵜飼有志 イラスト ねこめたる

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作品解説

1巻

推薦コメント

書店員様

試し読み感想

あらすじ

目を覚ますと、私は 見知らぬ洋館 にいた。 メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。寝室を出て、廊下を歩いた。 食堂の扉を開けると、そこには 五人の人間 がいた。 みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。〈ゲーム〉の始まりだった。吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実 に、少女たちは顔色を悪くする―― ――ただ一人、私だけを除いて。

なぜかって? そりゃあ――私はこれが初めてじゃないから。プレイヤーネーム、幽鬼。自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。
メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た 賞金で生活している人間。 どうかしてるとお思いですか? 私もそう思います。 だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。油断すれば後ろから刺され、 万全を尽くしたとしても命を落とすことがある―― そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。

登場人物

28th game 《ゴーストハウス GHOST HOUSE》

  • 幽鬼 幽鬼
  • 金子 金子
  • 青井 青井
  • 黒糖 黒糖
  • 桃乃 桃乃
  • 紅野 紅野
  • 幽鬼 死亡遊戯のプレイヤー、17歳。幽霊じみた風貌とけだるい雰囲気が特徴。ゲームの参加回数は今回で28回に上り、経験者としての冷静な指示で他のプレイヤーを助けながら脱出を目指す。参加目的は〈九十九連勝の記録達成〉。
  • 金子 参加者のうち最年少と思われる、見ていて不安になるほど華奢な体つきの少女。<br>自ら考えて行動を起こす利発さを見せる一方、責任感が必要以上に強く、問題を抱え込みすぎてしまうことも。参加目的は〈親の借金返済〉。
  • 青井 聴き取れないほどの小声で喋る、自身なさげで内気な少女。<br>ゲーム中も常に挙動不審で、他人とのコミュニケーションを極度に苦手としている。それゆえ参加理由は、金を得る方法が〈これ以外にないから〉。
  • 黒糖 アンダーグラウンドでいかがわしい雰囲気を放つ少女。<br>幽鬼以外で唯一死亡遊戯の参加経験があり、幽鬼に軽口をたたくなどゲームにも飄々とした態度で望む。参加理由は〈手っ取り早く生活費を稼ぐため〉。
  • 桃乃 〈簡単に稼げるバイトがある〉と言われて参加してしまった、美しい顔立ちと肉感的な身体の少女。<br>気弱な性格で、襲い掛かるトラップに人一倍怯えながら何とか生還を目指す。参加目的は〈なし〉。
  • 紅野 〈王子様〉然とした雰囲気のスマートな少女。<br>その外見や他の少女を気遣う頼もしさの反面、ゲームに飲まれやすい精神の弱さや、報酬金への強い関心も覗かせる。参加目的は〈とある負債の返済〉。

8th game 《キャンドルウッズ CANDLE WOODS》

  • 幽鬼 幽鬼
  • 白士 白士
  • 墨家 墨家
  • ??? ???
  • 萌黄 萌黄
  • 藍里 藍里
  • 幽鬼 死亡遊戯のプレイヤー。参加回数は正確に数えていないが十に満たないほど。生きる目的というものが無く、なんとなく自死をするような気持ちでゲームに参加している。実生活の能力は皆無で、一人暮らしのワンルームは散らかり放題
  • 白士 死亡遊戯における幽鬼の師匠にして、ゲーム最古参の伝説的なプレイヤー。<br>前人未踏の〈九十九連勝〉の達成を目前に控えており、今回で九十六回目の参戦。<br>ゲームに現れるという〈殺人鬼〉を警戒するよう幽鬼に諭す。
  • 墨家 幽鬼の先輩プレイヤーであり、今回が二十五回目の参加になる屈指の実力者。<br>オラついた容貌に酒とタバコでかすれた声と〈悪い人〉風だが、幽鬼とじゃれあう親しみやすい一面も。<br>常人離れの記録を積み上げる白士には敬意を払っている。
  • ???
  • 萌黄 幽鬼の敵陣で参加するプレイヤー。自陣のうち自分だけが経験者という絶望的な状況に陥るが、他の初心者へ冷酷な殺しの〈指導〉を行うことで勝利を目指す。弱みを捨てて〈ためらいのない強者〉になるため、伽羅に弟子入りしている。
  • 藍里 死亡遊戯に参加するのは初めてながら、萌黄の殺しの指導にいち早く順応。敵陣の四人を殺す成果を上げる。発見した死体の〈妙なところ〉に気が付くが、それこそがゲームに紛れている●●の存在を示唆していた。

書籍情報

死亡遊戯で飯を食う。

死亡遊戯で飯を食う。

著:鵜飼有志

イラスト:ねこめたる

ISBN:9784046819376

目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。
メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。

寝室を出て、廊下を歩いた。
食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。
みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。

〈ゲーム〉の始まりだった。
吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。
館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くする――

――ただ一人、私だけを除いて。

なぜかって? そりゃあ――私はこれが初めてじゃないから。

プレイヤーネーム、幽鬼【ユウキ】。十七歳。
自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た賞金で飯を食っている人間。

どうかしてるとお思いですか?
私もそう思います。
だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。
おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。
油断すれば後ろから刺され、万全を尽くしたとしても命を落とすことがある――
そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。

18th MF BUNKO J LIGHT NOVEL ROOKIE AWARD WINNERS