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探偵はもう、死んでいる。

探偵は死んだ。だが物語は続く。

「君、私の助手になってよ」
四年前、地上一万メートルの空の上で聞いた台詞から、俺と彼女の物語は始まり――終わった。
平凡な高校生の俺・君塚君彦は完全無欠に巻き込まれ体質で、謎の黒服に謎のアタッシュケースを持たされた挙げ句、ハイジャックされた飛行機の中で、天使のように美しい探偵の少女・シエスタの助手となった。
それから――
「いい? 助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」
「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」
俺たちは、世界中を旅しながら秘密組織と戦う、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――

やがて死に別れた。

一人生き残った俺は、再び日常というぬるま湯に浸っている。
なに、それでいいのかって? 
いいさ、誰に迷惑をかけているわけでもない。
だってそうだろ?

探偵はもう、死んでいる。

製品情報

発売日
定価
本体640円(税別)
サイズ
文庫判
ISBN
9784040641966